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ナザレのイエスは神の子か?―「キリスト」を調べたジャーナリストの記録

2005.04.26
nazare.jpg


大学での聖書の講義はかなり懐疑的な雰囲気です。「神学部」っていうくらいだから、いきなり天動説肯定とか、そんなことは絶対にありません。
先生は本当に信じてるの?って思うときも沢山あります。神父さまなのに。なんだか「宗教言語」って奴らしいのですが、ぱっと聞きだとかなりびっくりします。

で、この本。懐疑的な新聞記者が権威のある聖書学者にインタビューしていくドキュメンタリーです。新聞記者が批判的に調べていった過程の記録とはいえ、これを書いているのは信じてしまった後なので、ある意味福音書に似ているなあと思いました。冒頭の推薦文にも書いてありますが、護教学ってやつなんでしょうね。

内容のほうは、「ここまで肯定しちゃっていいの?」と思うような内容まで、あくまで理屈を立てて肯定してしまうので、かなり納得できる部分もあれば、私の大学の先生方とはやっぱり土台が違うなあと感じることもあったり。大学の先生たちは、まず福音書を疑ってかかるような(特に奇跡とか)ようなのですが、この本に出てくる教授たちは、まず全部を信じた上に色々論じているような感じです。具体的に「どこそこが違うんじゃないか」と言えるほど、私には知識もなにもないので、その教授たちと先生たちにぜひ対談してってもらいたいなあなんて思ったり。本当にどっちが正しいのか訳がわからなくなったりしているのです。

まだ講義を最後まで受けてはいないので、これから変ってくる部分もあるのでしょうが、今はなんとなく聖書を否定しちゃって神様だけ信じたらそれはキリスト教なのかなあとすら思ってしまいます。だって冒頭でいきなり、「クリスマスなんてなかった」ですから。
タイムスリップでもしてどうなってたか確かめてみたいです。本当に。
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谷間(とりとめのない感想です)

2005.02.16
アントンチェーホフの短編集「かわいい女・犬を連れた奥さん」(略してかわつれ)に収録されている短編です。
ウクレーェヴォ村に金持ち一家がいました。
その家はじいさんが業突く張りで、その奥さんは福祉とかが大好きで、その上の息子は字が下手だけど都会で働いていて、下の息子は耳が遠く、息子の嫁はかなりのやり手女です。
で、上の息子が貧乏娘を娶ります。名前はリーパ。
彼女はとても純朴な人なんですが、ある日だんなが贋金造りの容疑でつかまります。
そんな不幸があって、じいさんはちょっと元気がなくなるのですが、リーパには子供が生まれます。
じいさんはその子供を遺産相続人にして・・・
と、こんな物語です。
なんだかどろどろな展開が予想されますが、まさにその通りです。
なんていうか、普段エンターテイメント系の小説を読んでいた私にとっては、ぱっと見かなり救われない終わり方でした。むしろ胸糞悪くなったり。
でもじっくり読むと、人物描写がとても細かくて妙にリアルで、しかも語り手が高いところから見下ろすように全てを描写していて、読後にさわやかさが残ります。悪役に見える人でも、少し考えると確かにそうだよなと同意できたり。
また、聖母祭の後の夜の描写やリーパが病院から帰るときの風景描写、荷馬車にいた男の台詞など、心に染みる(って感じ?)部分がとても多いです。
ラストの2行には不思議な感動を味わえました。

チェーホフの物語って、読むたびに感動したり心に残る部分がやたら変ります。
中にはどこがいいのか良くわからないような物もあったり。
こういう話は年をとってから読むのが楽しみです。5年刻みくらいで。

ダ・ヴィンチ・コード

2005.02.03
今更ながら、ダ・ヴィンチ・コードを読んでみました。
なんとなく、流行った本って買いにくいですよね。
「あ、こいつ今更買ってやがる」みたいな。
自意識過剰ですけど。

で、感想です。
読みやすかったです。
前評判とか聞いて、重々しい感じを想像していましたが、軽いサスペンスみたいな感じでした。
とくに前半はドキドキしました。
上から下にどったんばったんいくのかな?みたいな。
でもその期待のわりに後半が尻つぼみ。身内で終わっちゃうような感じ。
分厚かったので、それなりに時間がかかるなと覚悟していましたが、一日で読めます。テンポがいいです。
「衝撃の新事実」ってあっちこっちで言われてて、私もかなり気になっていました。
それで普通にびっくりしました。
オプス・デイとかシオン修道会とか、普通に知らなかったし。
勉強不足ですね。
聖杯伝説、全然興味なかったけど、だんだん気になってきました。
でも、なんか腑に落ちない点もありました。
4福音書の決め方に関する記述とか、ヨハネどこ行ったんだよとか・・・
あと、キャッチに「モナリザに隠された秘密」とかあるけど、そっちはたいしたことなかったです。
ハリウッドで映画化するらしいですけど、シラスとかどうするのか
気になりますね。
映像にしちゃうと、ただの漫画っぽいキャラクターになっちゃいそうです。
まあ、かなり楽しめました。
先がどんどん気になって、読み出したら止まりませんね。
ただ、上下4000円はキツかったです。
一回読んだらそれで満足。
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